2004年05月10日

小田和正「自己ベスト」レビュー

cover「オフコース時代の楽曲から、最新曲キラキラまで。」
そういった謳い文句で売り出され、200万枚近くを売り上げたこのアルバム。
当時は小田さん自身が自転車に乗って坂道を駆け上がるCMも話題になりました(笑)

「自己ベスト」とやや謙虚なタイトルが付けられてはいますが、
まさしく小田さんの人生を通してのベスト・オブ・ベスト。
そんなアルバムだったののではないかなと思います。

もちろん僕がオフコース時代からソロの小田さんの曲までを、
全て知っているかと言われればもちろん知りません。
むしろ僕の場合ごく最近の曲と、オフコースの有名どころの曲しか知らないです。
そんな僕から見ても、このアルバムに関して言えることといえば、
この「自己ベスト」に入っている曲は、まさに小田和正と言える15曲なのではないかと。
とても小田さんらしさに溢れたベスト盤だなという印象です。

僕はベストアルバムがあまり好きではありません。
それはその多くがシングル曲の寄せ集めでしかないから。
オリジナルアルバムにあるストーリーがないわけですね。
ただし、そういったシングル集が必要な理由も分かります。
ですからあまり好きではないけれども、反対もしません。

さて、そこでこのアルバム「自己ベスト」はどうでしょうか。
僕はこの「自己ベスト」が大好きです。それはなぜか。
それはこのベストアルバムがただのベストアルバムではないから。
重要なのは、小田さんの長い音楽人生の中から、選ばれた15曲である点。
曲を網羅することだけがベストアルバムではありません。
厳選されたベストアルバムというのも大きな意味を持っていると思うのです。

このアルバムの中には「小田和正」という名のストーリーが詰まってると思います。
そこがただのベストアルバムとこのアルバムの違うところ。
もちろんシングル集的な一般的なベストアルバムも必要だとは思いますが、
時には、こんな形のベストアルバムも素敵だなぁと思うのでした。
もちろんこんなアルバムを出せるアーティストっていうのは、
本当にごく一握りでしかありませんが。



posted by toproad at 22:20| Comment(2) | TrackBack(0) | CD/DVD等 レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本記事、興味を持って読ませていただきました!
私は逆に、彼をオフコース時代から知っています。
ただ、リアルタイムで聴いていたわけではなく(苦笑)、
ソロ後に良さを知って過去の曲を聴きまくったんです。

「ベストアルバム」は、私の悲観的な見方の一つですけど、
「売上金アップ・知名度アップのための飛び道具」です。
本当の「ベスト」は、人それぞれが決めるものだし。
私もtoproadさんのおっしゃる通り、
「自己ベスト」、または通常のアルバムというのは、
「ストーリーを楽しむもの」という認識が強いです。
この辺りの考え方は、以前から知ってますけど共通項ですよね。

自分の「小田和正」さんにまつわるストーリー、
触発されて記事にしたくなりました(笑)。
toproadさんにも軽く知ってもらいたいので、
「VERSUS」の件が遅れていて説得力はないけど、
待っていてもらえないでしょうか? m(__)m
Posted by ads(あず) at 2004年05月12日 02:25
あずさん、こんにちは。
あずさんも小田さんが好きでしたか。
なんとなくあるアーティストをきっかけに知り合った人って、
他のアーティストの趣味についても似通っているということが多いですね。
だから音楽について話が弾むと言うか(笑)なので嬉しいです。

あずさんの小田さんストーリー、ぜひ聞きたいです。
「VERSUS」についても小田さんについても急かす気は全然ないです。
しばらくはここをたたむ気もないですし(笑)
では、聞かせていただけるのを楽しみにしていますね!
Posted by toproad at 2004年05月12日 18:55
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