2005年06月18日

小田和正「そうかな」レビュー

そうかな1,まっ白
この曲が一曲目っていうのがちょっと意外だったんですが。
一曲目はアルバムオリジナルか、「たしかなこと」かなぁって勝手に思ってたんですが。
それはともかく、この曲がリリースされたのがもう1年以上前なんですよねぇ。
とは言え、しばらくずっとこの曲が新曲でしたから、古い感じは全くしないです。
で、肝心の曲についてですが、この曲はかなり好きな曲なんです。
以前にシングルが発売された時にも少し書いたと思いますが。
この曲のすごいところは一つの作品として全く隙がないこと。
大抵どんな曲でも、聴いているとどこかしら気に入らない部分っていうのは、僕の場合あって。
それは小田さんの曲に限らず、麻衣ちゃんでもミスチルでもそうです。
でも、この曲に関してはケチのつけようがないというか。完成度が非常に高い気がします。
それは曲に関しても、詞に関してもそうです。
小田さんの作品をたくさん聴いてきましたが、その中でも特に好きな一曲。
不満があるとすればキーが高すぎてカラオケで歌えないこと。
まあ自分のせいなんですが(笑)

2,静かな場所
全体を通して、落ち着いた雰囲気がとても小田さんらしいです。
こういうしっとりとした曲は聴かせますね。
この曲は同じサビの歌詞が3回歌われるんですよね。
それで最後のサビだけ歌詞が変わっています。
同じ歌詞が続くとなんとも退屈な感じになりがちですが、この曲は違いますね。
それがサビの歌詞を印象付ける、いい効果を生んでいるように思います。
歌詞は小田さんが若き日を思い返している感じでしょうか。
1番の歌詞が特に印象的でした。

3,大好きな君に
これまた曲調はしっとり系なんですけども、
この曲の聴き所はやっぱり2段発射のサビでしょう(笑)
最初に聴いた時はつい『おおっ』と言ってしまいましたが(爆)
まあ聴いてない人は分からないと思うんですが、音が高くなるっていうか。
カラオケではこれまた歌えないかなって感じです(涙)
これはミスチルの「天頂バス」を意識したんでしょうか?
多分してないと思います。
「大好きな君に」っていうストレートなタイトルもインパクト大です。
これはミスチルの「君が好き」を意識したんでしょうか?
少しはしたと思います(笑)

4,僕らの夏
イントロはなんか和の雰囲気を感じます。
この曲のタイアップのロボットコンテストってのがどんなものか良く知らないんですが、
夏に行われる団体戦なんですかね?なんかそんなのの応援歌ならシックリくるなと。
だから甲子園のテーマ曲にしたら最高な気がしますね。
前は競馬場で一曲歌った小田さんですが、甲子園で一発歌ってくれませんかね。
まあそれはともかく、なんとなく懐かしい感じのする曲です。
いかにも小田さんの曲って感じで。いい意味でですよ。

5,Re
小田さんがメールのことを歌っています(笑)
それで「Re」なんですね。なんのことかと思いましたが。
曲は全編で響くギターの音色がとても心地良いですね。
この曲で一番印象に残っている歌詞は
『生きてゆくことは 思っていたよりも ずっと ステキなことかも知れない』
という歌詞。なんか最近妙に納得できます。老け込んだんでしょうか?(爆)
この曲でのキーワードは『春は そこまで』という言葉。
この歌詞のように日々を前向きに楽しめたら良いなぁなんて思いました。
まあそれなりに楽しんでいますが(笑)

6,正義は勝つ
初めて聴いたときに、曲調が「伝えたいことがあるんだ」っぽいなぁと思いました。
爽快な感じと言うか、スピード感があるというか。
別に実際にそんなに速いかというと、たぶんそうでもないんでしょうが。
歌詞は前曲も前向きな感じでしたが、それにさらに輪をかけた感じです(笑)
『遠い 夢も 悲しかった 恋も みんな 君の 味方に して』
とか、いいなぁと思います。

7,たしかなこと
今回のアルバムの核になる曲と言ってもいいと思います。
CMのオファーがあった時に「言葉にできない」を超えてくれという話があったそうです。
「言葉にできない」を超えろって、簡単に言うなって気はするんですが(笑)
ただ、小田さんはその依頼に限りなく近い曲を作ったと思います。
曲の評価っていうのは誰が決めるわけでもないですし、売り上げで決められるものでもありません。
僕が超える超えないを決めるのは、多くの人に愛される曲になるかと言うことだと思います。
この「たしかなこと」は今の段階では「言葉にできない」を超えられていないと思います。
ただ、長い年月をかけて、愛されていく可能性はあると思います。
そういう意味で、『限りなく近い曲』と書きました。
「まっ白」のところで隙のない曲と書いたんですが、この曲もかなり完成度は高いと思います。
この曲のすごいところは、Aメロですでにガッチリ心を掴まれてしまうと言うこと。
『雨上がりの空を見ていた〜』のくだりで僕はノックアウトです(笑)
そして手を緩めることなく、サビはサビでものすごく素敵なメロディー。
もうお腹一杯です(笑)

8,僕ら
曲の構成が独特で、なかなかサビが来ません。
でもそれが壮大なサビをさらに盛り立てているのかもしれません。
それでいてやはり最後は独特で、かなりサラッと終わります。
いろいろな意味で新しいですよ。好き嫌いは分かれそうな感じがしますが。
僕はサビの壮大さが大好きです。

9,明日
曲のはじまり〜Aメロはなんともダークな雰囲気があるんですが、
サビに向けてどんどんポップな雰囲気を醸し出してきて、
しかも曲の終わりのほうでは子供たちのコーラスまで入るというなんとも不思議な曲(笑)
これはたぶん、ダークな部分は夜を表していて、
曲の終わりは夜明けの眩しいキラキラしている感じを表しているんじゃないですかね?違うかな?
今の段階でもかなり気に入っていることは気に入っていて、
好きな曲であることは間違いないんですけど、聴けば聴くほどに味が出そうな曲でもあります。

10,風のようにうたが流れていた
テレビの「風のようにうたが流れていた」は毎週ちゃんとチェックしていました。
その中で毎週必ずラストに歌われていたこの曲は、なんとなく愛着があります。
さすがに毎週毎週、しかも録画もしてるから何度聴いたか分からないくらい聴いているんで、
アルバムに収録されたところで印象が一変するようなことはないだろうと思っていました。
が、改めてCDでちゃんと聴いてみると、すごく良いんですよね。
思っていたよりもかなりいい曲だったと、今再確認した感じです。
サビなんか鳥肌もんでしたよ。ホントに。
「まっ白」と「たしかなこと」とこの曲は、今作の3本柱ですね。僕的には。

11,そして今も
これだけの良曲揃いの今作で、ラストに居座っているこの曲。
少し気だるい感じをうけるイントロの印象とはとは打って変わって、
曲はすごく繊細な感じを受けます。勢いよりも綺麗さで勝負している気がします。
そんな曲調はラストに相応しいでしょう。
サビなんかは若干勢いで歌えそうな部分もあるんですが、
全編に渡って小田さんがすごく丁寧に歌っている様子が伝わってきます。
もちろん他の曲が適当に歌ってるとかそういう意味ではないですからね(笑)

総評
オリジナルアルバムとしては前作「個人主義」から5年ということで、
溜めに溜めた曲たちを一枚のアルバムにギュッと詰め込んだスペシャルアルバムだと思います。
それだけに個々のクオリティも高く、核になる曲もしっかりとあり、
アルバムとしてケチをつけるところはあまりありませんね。
小田さんファンにはもちろん、今作で初めて小田さんを聴くという人にも安心してオススメできます。
それくらい出来は素晴らしいものがありました。オススメです。

評価:★★★★☆

posted by toproad at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | CD/DVD等 レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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